2006年 01月 04日
年末はオフィスに引きこもって、仕事仕事の日々。ストックの少ない脳からOUTPUTするばかりでINPUTを怠っていたから、休みになったら「睡眠」の次にやりたかったことが美術館に行くことだった。 “こんなにアイデアの引き出しがあったらいいのになぁ〜”と思いながら見ていたこの作品は、Tejo Remyというオランダ人のもの。タイトルは「You can't lay down your memory」ということで、思い出の引き出しだった。 彼は、ダッチデザインの代表格「Droog Design」に参画しているデザイナー。アートとやらに疎い私でもわりと理解しやすいし、日常の素材がアートになっているところがよいね。ここのプロダクトがまた変わったものばかりで、Designと言っておきながら「No Design」が思想だとか。 やっぱ、オランダ人は変わってんな。そりゃあ、ドラッグも合法だし売春婦も税金払うわ。(笑) フラワーアレンジの世界でも、シンメトリックな正統英国式にことごとく反対するかのように 凄まじく変てこなデザインを発揮していた、ダッチフラワーデザインが私は大好きだったな~。 (ニューヨーク以外の都市で住んだら楽しいだろうなと思うのは、アムステルダムなんだな。) 現在の企画展は、“PIXAR 20 YEARS OF ANIMATION”と題して「Toy Story」や「Finding Nemo」などを作ったピクサースタジオのアートワークが展示されている。(既に、日本のジブリ美術館で「ピクサー展」は開催されているらしい。その辺はさすがアニメ大国nippon!) デジタル加工前の細かい絵コンテやデッサン、スカルプチュアなどアナログ作業のものがメインだったので、ぶっちゃけこの手の3DCG映画に全くもって興味のない私でも十分に面白かった。 デッサンも、架空の動物キャラクターの骨格図や、広い風景の一部にすぎない葉っぱ1枚のディテールを細かく描いたものなど、半分狂気の世界。映画一本作るのに4〜5年かかるっていうのも納得できる。それでも情熱が失せないところが、凡人とは違うのだな。 PIXARよ・・・あんたたちがIncrediblesだよ。 そのまま2nd Flに上がると、Contemporary Spaceの名にふさわしい作品が並び、ワケ分んないなりに楽しめる。世の中何でもアートになるんだな。 あんまり広いから途中、お腹が空いてカフェでおむすびをもらおうとしたけど、入場料$20のわりにおむすびの料金は含まれてないんだな。 聞けば、金曜日の午後4時以降に行けばタダで入場できるっていうじゃない。 ま、また来るんだな。
by rarara-121
| 2006-01-04 15:04
| NYのアート
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