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ニューヨークの365日

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2006年 01月 28日

アウトサイダー・アート・フェア 2006

アウトサイダー・アート・フェア 2006_f0009868_16542275.jpg
“Escaping the reach of mainstream culture”
という新聞にあったキャッチコピーに誘われて「OUTSIDER ART FAIR 2006」に行ってみた。

記事には、1856年にアラバマの奴隷の子として生まれたBill Traylorという人が描いた絵が、
当時は5〜10セントで売っていたものが今では$120,000-でオークションに出されていることなどが例として書かれていた。

そういった、いわゆる正式な美術教育を受けていない人のアート作品を扱うフェアが
今年はSOHOにあるPuck Buildingで27〜29日の3日間行われていました。

とくに私は、新聞の記事に小さく載っていたsinkiという人の「Drop Kick」という
絵がとっても気になっていて、

アウトサイダー・アート・フェア 2006_f0009868_165624.jpg
それがこの絵。実はSinki Tomoyuki(新木友行)さんという日本人の作品でビックリ。
帰って調べたところ、知的障害者授産所施設に通う若干22歳の方だと分ってさらに驚きでした。(参考)
その同じブースであるNYのギャラリーからは、その他にも数名の日本人の作品が出品されており、売約済みシールがいくつも貼られていて人気がありました。

アウトサイダー・アート・フェア 2006_f0009868_1659244.jpg
会場は、たくさんの愉快な作品とスノッブな人々で賑わっていた。

アウトサイダー・アート・フェア 2006_f0009868_1702747.jpg

(写真右下:ボタンだらけのスーツ・・・作ってみたかったんでしょう)
(写真左下:カメラマンの腰の曲がり具合がいいですね)

ここに展示されていた作品の大半が、やりたい放題で作ったというか
アーティスト自身の姿が正直に投影されているようなピュアな作品が多い展示会でした。


アウトサイダー・アート・フェア 2006_f0009868_1715688.jpg

by rarara-121 | 2006-01-28 16:53 | NYのアート


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