人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ニューヨークの365日

livinginny.exblog.jp
ブログトップ
2012年 06月 13日

考えない

考えない_f0009868_11484045.jpg
(ラマナ・アシュラムにてへナで遊ぶ少女)

昨年から、友達と合言葉のようになっていた「考えない!」
まぁ・・・、考えない!って宣言すること自体、考えてる!ってことなんですけどね。。。
とにかく直感を大事にするっていう意味でのスローガン。

人間は下手に頭がいいから、後からいくらでも足したり引いたり、
足して二で割ることまでできちゃったりして、どんどん最初の直観から遠ざかってしまう。

前の記事で、ラマナアシュラムで思考が止まっちゃって深~い瞑想状態に入った話をしたのですが、
まるで時間がなくなってしまったような、空間と溶けきってしまったような、言葉では表し難い感覚でした。
これはまさにアルナーチャラ山とバガヴァーン・ラマナのパワーとしか言いようがないです。
でもこの状態をキープするのは至難の業・・・。またdualityに逆戻り。。

今日はインド話から逸れて、1年前のNYでのお話を。。。
(このブログもいい加減タイムトラベルが過ぎますね...)

昨年夏、友達から聞いた、脳卒中になってしまった脳科学者の話。
ジル・ボルト・テイラーさんは脳の研究をしていたのですが、37歳の時に脳卒中になってしまい
左脳が一切機能しなくなってしまった。左脳は言語や計算などを"主に"司っているので、
病院に電話をかけようとしても電話のかけ方が分からない・・・。
やっとの思いで電話するも相手の言ってる事がさっぱり理解できず、
まるで犬がワンワン吠えているようにしか聞こえない・・・。
普通の生活がまったく送れなくなってしまった状態の一方で、
心の中はすごい至福感に満ちていたんだとか。他との境界もなく
宇宙と一体化してニルヴァーナの境地のようだった・・・そんな話だったと思います。(こちらの記事が詳しいです)
その後、壮絶なリハビリ生活を経て、今は元どおりになってその体験がに書かれています。

私たちは24時間営業をいいことに、yaffa cafeで真夜中にクレープ食べながら、
「じゃあさ、左脳を働かさないようにすればいいよねー!がははー」
「でもそんな状態にどうやってなったらいいわけ?事故か病気にでもならないと・・・」(左の頭叩いても無理だから!)
「はたして、左脳が働くようになってもその状態をキープできるのか?年々薄れるのではないか?」
などと、当時は延々話していました。

計算したりあれこれ思考を巡らすのは、この社会には便利で必要なことだけど
それも過ぎると、いらぬ狸の皮算用して疲れたり、起こってもない未来に悩んだり、心配したり、過去の失敗を思い出して"ウガッ!"となって、あともう一歩ってところでトラウマって金メダルを逃したりねー。(オリンピック出てないっしょ!)

それから数日後、「Buddha's Brain」っていう本をぱっと開いたら(英語の本は苦手です・・・)
脳みそは片方が活性してるとき、もう片方は少しお休みするようなことが書かれてて。。

じゃあ、左脳を少し休ませるために右脳をフル回転させればいいんじゃね?!
(※完全に10:0とか9:1などの割合ではないそうです)

自然の中を散歩したり(ウォーキング・メディテーション)、左手で書道とか、
新しいミステリーサークルの形をデザインしてみたり、珍しい食材で料理してみたり、
上手い下手関係なく感じたままに絵を描いたり、踊ったり、俳句詠んでみたり。。
方法やスタイルに捕らわれずに、誰か何かのためでもなく、目指すところもなく、無意識で
ぱぁ~と頭に花が咲く感じでやると、より一層良い感じかも。バカみたいなカンジ?

なんでもいいから自由な発想を表現するって、大人になるとやらなくなっちゃうから
それやるだけでも楽しいひと時が過ごせるし。

考えない_f0009868_1156155.jpg
・・・楽しいひと時・・・?

いや、そんなハッピーターン的なオチにしたかったワケじゃないんですけど、
とにかく、なぁ~んも考えずに自由で開放されている時間を増やすと
涅槃に近づけるかも?!というお話でした。



インドでは大抵の家の玄関先に、
ステキな模様がチョークで書かれていました。→
コーラムもしくはランゴーリと呼ばれる吉祥文様で
その家に幸運と富をもたらし、魔よけにもなるらしいです。
伝統的なヒンドゥー家庭では奥様の仕事で、花嫁修業のひとつだとか。
Kolam and Rangoli コレクションサイト美しい幾何学模様ネタ満載です☆

by rarara-121 | 2012-06-13 12:19 | インド


<< 巡礼 ギリプラダクシナ 1      ラマナ・アシュラマムにて >>