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ニューヨークの365日

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2007年 03月 07日

春に向かっていると信じて

春に向かっていると信じて_f0009868_713556.jpg
昨晩からやけに寒いな(-11℃)と思っていたら、朝になって雪が降っていた。

雪が降って寒く閉ざされた日が続いても、
春に向かっていると信じて進み続けていきたいものです。

アカデミー賞もすっかり終わった後なのですが、たまたま映画館の前を通ったら
ちょうど始まる時間だったので「硫黄島からの手紙」を観てきました。
きっと今ごろこの話題をしているのも私くらいでしょう(苦笑)。まぁでも一応感想を。

感動というのとは別物の映画だったけど、必要以上な感情移入もなく淡々と心情が綴られてて良かった。
完全なる負け戦と分かってての戦争映画なんて暗くてジメっと浪花節になってしまいそうだけど、
そこはさすが、夕陽のガンマンの見事な腕前が発揮されていたんですね。

以前、テレビで「The Beguiled(白い肌の異常な夜)」を思わず見てしまって
う〜ん女はコワイ!と鉄人と言っていたものです。でも一番思い知っているのはC・イーストウッド自身か?!
男としても人間的にも魅力的な人なんだなぁ。


日本人でない彼が描いたからこそ公平に仕上がっていると思うし、
何より学校で習っていないこの戦いを知るきっかけになってよかったです。
月並みですが、昔の人は未来の日本人のことを思って頑張ってくれて偉かったなぁ、
現代の日本に生まれてよかったなぁって自然に思える映画でした。
戦没者追悼なんて小さい頃はピンとこなかったけど、昔の出来事に思いを馳せることが、
死んでいった兵士達の魂を癒すのだということを、大人になって心底理解できるようになりました。
valenyさんのブログに硫黄島の戦いについて泣ける記事があるので、ぜひ読んでみて下さい。

諦めずに生きてなんぼ。
静かで暗い映画でしたが、見た後はなぜか感謝の念を抱きました。
死んでいった兵士とその家族に合掌。

by rarara-121 | 2007-03-07 07:12 | On the Road


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